園長だより

新年度、新しい一歩を踏み出すにあたって;


小さくても歴史ある八潮幼稚園の理事長 加藤雅子

 新しい学年が始まります。一学期から三学期まで、怪我や事故のないよう楽しく遊んで学びましょう。たくさんのお友達と先生方と共に育ち合いましょう。

 ところで、八潮幼稚園はどうやって始まったのでしょう?それは、今から70年も前です。大きな戦争が終わってお父さんもお母さんも大忙しの中、子ども達を安全に育てる場所が無かった時、お隣の八潮高校を卒業した人達が、安心して子どもを預け学ばせる所をつくりましょうと、力を合わせたのです。それからずっと幼稚園が今の形になるまで70年も経ちました。

 八潮幼稚園はあまり宣伝をしていません。それでも70年続いて来たのは、この地域の皆さんに支えていただいたおかげだと思います。皆さんのお父さんやお母さんの中にも、いやいや、おじいちゃんにもおばあちゃんにも、この幼稚園を出ましたよという方がいるかも知れません。

 また、近頃では、大きな災害がくるかも知れないということが言われています。お家の近くにある安全な幼稚園としてこれからも続けていけるとよいなあと思います。

 創立から70年、先生方にも長く働きたい、子ども達がもっと生き生き遊び学ぶために研究もしていきたい〜そんな願いの叶う幼稚園に、保護者の皆様のご協力を得ながら改革を続けて参りたいと思います。教職員一同も力を合わせて進んでいきます。


                                        3年間の成長に感激

学校法人八潮会八潮幼稚園

園長 豊島 呈次

 新入園児34名を迎え平成30年度の八潮幼稚園の保育が始まりました。29年度末に実施した「幼稚園に行くのが楽しい」アンケートの結果は、園児の満足度は100%(大変満足81%、満足19%)でした。一昨年は99%(大変満足73%、満足26%、やや不満1%)で前々年度は(69%、26%、5%)と年々大変満足が増しているのは嬉しい限りです。今年度は、2名の教員が退職し新たな体制となりますが、園児にとってさらに満足度が増す保育が出来るよう新メンバーで精一杯頑張って参ります。どうぞご協力をお願い致します。

    昨年度の3月16日には八潮幼稚園で卒園式がありました。2階の会場には年中の山組が前列に、その後ろに卒園児のご両親が、傍らに多くの来賓が座り卒園生を迎えましたが、とても窮屈で狭い会場が恨めしく感じました。年長の担任と卒園児の入場が始まり、拍手の中の卒園児は緊張した面持ち。でも少し照れくさそうにまた嬉しさを隠すように席に座りました。入園式の始めは卒園証書授与でしたが、別れの寂しさか今までの思い出が込み上げたのか、1番目の園児からすでに涙が溢れ出ていました。その後、同じように涙目の園児が何人も見られました。「思い出の歌」では、今までの幼稚園で歌った歌に園児が感動して涙が止まらず泣きじゃく子も見られました。思い起こせば3年前、年少時代のこの子達の様子が目に浮かびました。「ママ〜」と離れがたく何度もしがみついて泣いていた子。一人では友達に話しかけられない子などなど…。出来ないことが沢山あった子どもたちがこんなに立派に成長した姿を見て感無量でした。来賓からは「本当に幼稚園が好きだったんですね。心温まる素晴らしい卒園式でしたね」とお言葉を頂きました。園児は3年間、親御さんや幼稚園の教職員、地域の方々に温かく見守られたのだと思いました。参列した年中からは、年長の姿を見て自分たちも立派な姿を見て貰おうという意気込みを感じました。

 さて、4月からは新幼稚園教育要領に沿った保育を実施します。幼稚園では現在と将来にわたっての「子どもの幸せ」を第1に考えた、「非認知的能力の育成」ができる「主体的な遊び」の内容を教職員全体で研究し勉強しているところです。平成30年度の教育方針や具体的な年間の活動計画、幼稚園教育要領の10の姿については、4月26日の父母総会で詳しくご説明致します。是非ご参加頂き、ご理解ご協力をお願い致します。

「10の姿を育てる」はかつてないほどの大きな教育改革

学校法人八潮会八潮幼稚園 園長 豊島 呈次

入園・進級から1ヶ月ほど経ちました。時々初夏を思わせるような天気もありますが、天候がはっきりしなかったりインフルエンザAが出たりと健康には十分な注意が必要です。手洗いうがいなど習慣づけて元気に園生活が送れるようにしていきます。

現在の園児の様子を見ると、花組は例年に無く早いペースで幼稚園に慣れる子が多く見られます。山組は幼稚園の中でも成長の大きな時期ですが、花組が入園して少しお兄さんお姉さんらしさが見られるようになってきました。森組は来年の小学校入学に向けて子ども達の意識も変わりやる気も見られます。園児のことで気になること、困ったこと等ありましたら何時でも担任や園長にご相談下さい。教職員一同「幼稚園が楽しい!」といえる幼稚園生活を進めてまいります。

さて、幼稚園の年長までに求められる「10の姿」は総会でもお話し致しました。これからの幼児教育は、「どのように学ぶか」といった一人ひとりの学び方に注目し、「主体的、対話的で深い学び」(=アクティブ・ラーニング)を経験して、生涯にわたって学ぶ力の基礎(=「10の姿」)を身につけることが大変重要になってきます。何故なら、グローバル化、IT化が進み、AI(人工知能)が目覚ましく進化する現代社会では、知識・技能を知っているだけでは、仕事や生活に役立てることが難しくなり、子どもたちが自分の人生や社会とのつながりを実感しながら、身につけた知識・技能を生活や社会の中での課題解決に生かしていく力を身につけることが必要になってくるからです。

小学校に上がると、今までは、「知識・技能を学ぶこと」の方が重視され、「思考力」、「判断力」、「表現力」などや「学んだことをどう生かすか」という資質・能力については、あまり意識されてこなかったといえます。それが、これからは@「何を理解しているか、何ができるか」、A「理解していること・できることをどう使うか」、B「どのように社会・世界と関り、よりよい人生を送るか」という3つの視点で、幼児期から大学まで一貫した「学び方」の指導が行われます。

子どもたちが、学ぶことの楽しさを知り、興味のあることを自分なりのやり方で深く学び、そこで感じる疑問を自分で解決できるようになる学びの指導は、「知識」や「技能」を教えてきたこれまでの学校教育では、「学ぶ姿勢」も指導していくのは、かつてないほどの大きな教育改革と言えます。特に幼児期の教育は、小学校以降の子どもたちの生活や学習の基礎と位置付けられ、その重要性はいっそう増しています。幼稚園では、今まで以上に、体験を通じて、感じたり、考えたりすることを大切にして、学ぶ楽しさを知り、自分から進んで学ぶ姿勢を身につけるような指導をしていかなければなりません。八潮幼稚園では、主体的な遊びを重視した新たな指導内容・指導計画の作成・環境の整備をしていかなければなりませんが一朝一夕に出来る作業ではありません。園児の将来のために教職員一同英知を出して頑張って参りますのでご理解ご協力をお願い致します。